Home / 英語学習法 / 英語脳で答えよう!(3)“How long have you been in ~? ” と質問された時の答え方

英語脳で答えよう!(3)“How long have you been in ~? ” と質問された時の答え方

 

158060508_739a49e37f_b baggage claim

過去のブログ、「英語脳で答えよう!」では、ネイティブに質問された時に英語脳を発揮して答えるコツを紹介してきました。今回(その3)も日本人が間違えやすい質問の答え方にスポットをあて、英語脳を鍛える練習をしていきましょう!

 

英語脳で答えよう!(1)「Yes」と「No」 ~否定形で質問された時の答え方

英語脳で答えよう!(2)「Do you mind~?」で質問された時の答え方

 

さて、過去のブログでも書きましたように、私は、観光や語学留学などで来られている日本人の方々と接する機会が度々あります。この方々を現地のアメリカ人に紹介すると、必ずと言ってよい程アメリカ人が聞いてくる質問があります。

それは、(私は、オレゴン州、ポートランド市に住んでいるので、例文として、ポートランドを使います。)

「How long have you been in Portland? 」

これを質問された日本人の方々の反応は、たいてい以下の二つのどちらかです。

  1. どのくらいの期間、滞在する予定なのか(トータルの滞在期間)を答える。
  2. 質問の意味を解釈しようと、混乱、戸惑いの顔をしている。

 

1の場合、それは、質問の答えになってませんね。

2の場合、学校英語で習った、「現在完了形」という文法が頭の中を巡っているのでは、ないでしょうか?

戸惑っている日本人を見て、たいていのネイティブは、

「When did you arrive in Portland?」と聞き直して、(この聞き方だと、英語学習者としては、答えやすいですよね。)その答えから計算して、自分で本来の質問の答えを出しています。

 

そうですね、「How long have you been in Portland?」は、

「ポートランドに(着いてから、)どのくらいいる(経つ)の? 」

と聞いているのです。

 

なので、あなたは、(ポートランドに来た学生さんで、到着してから5日間、過ぎているとして…)

「I have been in here (Portland) for 5 days.」

または、短く

「5 days.」

と答えるべきですね。

 

それでは、今回のブログでは、

英語脳で考える、継続的な時間概念 (ある過去の時点から今、現在に至るまで)を考えてみましょう。

6456117565_7240b87957_b go by streetcar

 

例えば、旅行好きでいろんな街を転々としているのあなたの友達が、フェイスブックでこう投稿しました。

「I am in Portland now! 」(今、ポートランドにいます!)

さて、ここで質問です。

上の例文で、着いてから(今日までの時点で)、5日間、滞在しているという事も含めて表現したければ、

「I am in Portland for 5 days.」

と言えば、いいのでしょうか? これは、正しいセンテンスでしょうか?

 

実は、この文章は、英語脳をもったネイティブにとっては、とても変に聞こえます。

(正しくありません。)

 

何故かと言うと、

「I am in Portland」という今、現在の状態と

「for 5 days」というある期間を表す言葉が、混在しているにも関わらず、

到着した日から、今日までの5日間の時の流れ(期間)を表現するための言葉が、含まれてないからです。

 

ここで、英語脳のスイッチオンです。

英語脳では、duration from the past until now つまり、過去のある時点から、現時点までの時の流れ(期間)を意識するのです。しかも、その状態、行為がまだ続いていることも。

なので、着いてから今日までの時点で、5日間、滞在しているという事を言いたければ、時の流れ(期間)を意識して、

「I am ~」が「I have been」(have+過去分詞)に変わり、

「I have been in Portland for five days.」と言わなければならないのです。

(ポートランドに着いて、5日間、経ちました。(過ぎました。)の意味。)

 

そうです、学校英語でおなじみの「have+過去分詞」の現在完了形ですね。

でも、ここで昔、英語の時間に習ったことを思い出して、難しく考えないで下さいね。

 

英語脳で答える「How long have you been in Portland?」の答え方にフォーカスしてみましょう。

2589677844_02f84d13d6_b rail track

 

この英語脳をトレーニングするためには、頭の中でタイムラインを引くのがコツです。

まず、自分をライン上の今現在の位置に置きます。そして、表現しようとしていることが、ある過去のポイントから、ずっと継続して、今現在とつながっているかどうか、イメージするといいですね。

 

それでは、さっそく、英語脳のトレーニングです。

次の英文をタイムラインでイメージできますか?

1.「I have been sick for 5 days.」

2.「I have known Tom for 5 years.」

3.「How have you been? 」

 

1は、5日前という過去の時点から、今現在、風邪をひいているというタイムライン。

2は、5年前という過去の時点から、今現在もトムをしっているというタイムライン。

(5年間も付き合いがつづいている。)

3は、過去、最後に会った日、(連絡を取った日)から、今日、再会した、(連絡を取った)時点までのタイムライン。

そして、その期間、「どうでしたか?」というHowで始まる疑問文。

「How have you been?」は、「How are you?」のかわりに使われる表現で、日本語の表現では、まさに「その後、いかがお過ごしでしたか?」と言いたい時にピッタリです。

注)過去に付き合いがあった、連絡を取っていたなどのつながりがあったことが、前提条件にありますので、初対面の人に向かって「How have you been?」は、変ですね。

 

3278869535_ac3c44cae0_b hourglass

 

最後に、応用問題です。

英語脳を使ってタイムラインが、スムーズにできるようになったあなた、下の英文のタイムラインもイメージできますか?

「I was in Portland for 5 days.」

この文章は、正しい文章です。その理由が、タイムラインを使って説明できますか?

「I was ~」とあるので、これは、過去のある時点での、私の状態を述べています。

過去のどこかで5日間のタイムラインが、イメージできましたか? このラインを今現在とつなげてはいけませんね。

この文章が、正しい理由は、

この文章では、いつと特定はしてませんが、過去のある時点で

「僕は、5日間、ポートランドにいた。」と言っているのです。

という事は、今、現在とは、もうつながってませんから、この場合、「have been」を使わなくてよいのです。

練習のためにシンプルな例文を使いましたが、

「I was in Portland for 5 days to reissue my passport.」

(ぼくは、パスポートを再発行するために、5日間、ポートランドにいたんだ。)

というと、この例文の状況(過去、パスポートを旅行中に失くしてしまい、ポートランドで再発行の手続きをした。)が、しっくりくるのでは?

いかがでしたか?

英語脳を使ってタイムラインがスムーズにイメージできるようになりましたか?

今回の「英語脳で答えよう!」では、

「How long have you been in Portland?」の質問を取り上げ、

英語脳では、duration 時間の継続、持続、期間)を意識するというお話でした。

 

photo credit: before you spread .. via photopin (license)
photo credit: Go By Streetcar via photopin (license)
photo credit: Railroad Tracks via photopin (license)
photo credit: hourglass 4 via photopin (license)

 

英語脳で答えよう!(1)「Yes」と「No」 ~否定形で質問された時の答え方

英語脳で答えよう!(2)「Do you mind~?」で質問された時の答え方

 

About Tamao

日本で5年、アメリカで4年の教員経験を持つ。現在は、アメリカ人の夫、2人の子供、愛犬とオレゴン州、ポートランド市に在住。日ごろは、NPOである、JASO (Japan-America Society of Oregon) の運営するプログラム、Japan on the Road のメンバーとして、現地の小学校を訪問しアメリカ人の子供たちに、日本文化を教えるボランティア活動をしている。