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TOEICリーディングに必要なボキャブラリーを増やす「コンテキスト(文脈)リーディング」とは?

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辞書は引かない!文脈から意味を類推する!

今回は「TOEICリーディングの実力を上げるために必要な4つのリーディング・メソッド」の2つ目、コンテキスト・リーディングをご紹介します。

前回ご紹介した「TOEICリーディングのスピードが驚くほど上がるスラッシュ・リーディングとは?」では、前から順番に読み続け、決して後戻りしないことが重要でした。後戻りをしてしまうと、せっかく英語の順序に適応した脳が、また日本語に戻ってしまうからです。

もし知らない単語が出てきたときも、辞書を引いて日本語で邪魔をするべきではありませんし、読み進めるペースを止めてもいけません。

知らない単語は英語のまま、または(何とか?)と読み進め、どこかで類推する手がかりが出てくればラッキー!と喜ぶ、そんな読み方をしてみましょう。

えっ!それではどうやって単語を覚えるの?単語がわからなければ英文なんて読めない!

でも少し考えてみて下さい。皆さんが日本語を覚えた子供の頃、漢字を飛ばして、ひらがなだけを読んでいたことありませんか。小学生の頃、わからない日本語をいつも辞書で引いたりしていましたか。

日本語を覚える過程で、単語の意味を調べる必要などありませんでした。それは英語のネイティブ・スピーカーも同じです。つまり今までの経験に基づき、読んでいる英文のコンテキスト(文脈)から推測するのです。

これがコンテキスト・リーディングです。

つまり文脈から意味をつかむリーディングです。英文をスラッシュ・リーディングとコンテキスト・リーディングで読むとは、まったく日本語を介さないで読むということです。

 

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コンテキスト・リーディングをやってみよう!

例えば次のような英文があったとします。英語が苦手な方は、右側の日本語を見て下さい。

Dubai Police Will Wear Google Glass →ドバイ警察はグーグルグラスを着用
With Facial Recognition Software →顔(Recognition?)ソフトで
to ID Crooks →(Crooks?)を(IDする?)
The FBI is ramping up →FBIは(ramping upしている?)
its facial recognition database →顔(recognition?)データベースを

第1文では、警察が「顔(recognition?)ソフトで(Crooks?)を(IDする?)」と言っています。IDは最近日本語にもなっています。そう、身分証明書ですね。でもこの英文ではto IDと動詞として使っています(文法はこういう風に使います)

つまり顔(recognition?)ソフトで(誰か?)の身分を証明するわけです。警察がすることですから(誰か?)は、犯人とか容疑者とかではないか、と想像します。

IDがわからなくても、警察が、顔に関する(何か?)を使って、(誰か?)を(何とか?)するわけですから、かなりの確率で、犯人を捜す、容疑者を特定するなどの情景が浮かんでくると思います。

次の文は前回スラッシュ・リーディングで使った例です。FBIは顔(recognition)データベースを(増やしている?)で意味が通りました。

ですから「ドバイ警察はグーグルグラスを着用して、顔recognitionソフトで、容疑者を特定する。FBIは顔recognitionデータベースを増やしている」と想像できます。

意味が通っていればOKです。少しくらい間違っていても気にせず、どんどん読み進めましょう。

 

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ボキャブラリーを増やすコツは自分へのクイズ出題

さてrecognitionはわからないままですが、ソフトやデータベースとつながる言葉で、顔と関係があることはわかりますね。できればノートに書き出しましょう。

recognition: 顔と関係がある。ソフトやデータベースと関係がある。facial recognition softwareは、to ID Crooks=容疑者を特定するために使われる

意味は何でしょうか?自分へのクイズ出題です。何か思いついた意味があれば、書いておいて下さい。これでOKです。

モヤモヤしますね。我慢できない人は、このタイミングなら辞書を引いてもかまいません。

 

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脳を常に飢餓状態に追い込む!

モヤモヤする気持ちを抱えながら英文を読むからこそ、脳に対する記憶が強化されます。すぐに辞書を引いていたらモヤモヤせず、スッキリ意味がわかって心地良いかもしれません。でも単語を覚えるチャンスは失われてしまいます。

単語帳で覚えるのも同じです。意味がすぐわかるので記憶に残りません。前後の文脈というヒントなしで、思い出せるまで頑張りますか。丸暗記ですね(残念!)

あとは多くの文脈で、何回同じ単語に出会うかで、さらに記憶が強化されます。とにかく速く読んで、多くの英語と出会うチャンスを作るという考え方に基づくメソッドです。

TOEICリーディングの実力を上げるために必要な4つのリーディング・メソッドの2つ目「コンテキスト・リーディング」はいかがでしたか。

この4つのメソッドはすべて関連しあっており、学習者のレベルに合わせて設計されたトレーニングメニューが必要です。

 

さて次回は「補足リーディング」内容を聞けば、その重要性が理解できます。

これまでの2回に出てきた英文は、比較的短いものでした。でも実際の英文は、どんどん長くなっていきます。そんなとき、どうすれば前から順番に読んでいけるのか、いよいよ応用編です。

TOEICの長い英文も楽に読めるようになる「補足リーディング」とは?

もっと詳しく学びたい方はこちらからどうぞ。

TOEICリーディングの実力を上げるために必要な4つのリーディング・メソッド

 

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