Home / 英語学習法 / 発音上達の近道はフォニックス習得から! その1 ~日本語と英語の「音」の違い~

発音上達の近道はフォニックス習得から! その1 ~日本語と英語の「音」の違い~

20611280311_d4e95b8ea2_b

もし、皆さんが、英語の発音を上達させたいのであれば、フォニックスを習得することを是非、おススメします。 フォニックスとは、簡単に言うと、 アルファベットの音 さらに、 アルファベットの組み合わせ(つづり)による音の出し方のルール です。

このブログシリーズでは、このフォニックスについて、少しづつ、説明をしていく予定です。 今回のブログ(その1)では、具体的にフォニックスの説明へと進むための導入という意味で、まず、みなさんに、英語と日本語の音の違いに気づいてもらいたいと思ってます。

 

アメリカ人の発音する日本語の音の違いに気づく

皆さんもご存知のように、最近では、アメリカでも日本の文化が人気になり、そういったものは、わざわざ英語化せず、日本語のまま使われています。

例えば、「すし」、「ラーメン」、「イチロー」、「ポケモン」、「豆腐」、「おだんご」、等など。 でも、アメリカ人が発音するこれらの言葉を聞くと、発音の違いにすぐ気づきます。皆さんも、テレビなどで外国人の日本語を聞いて、同じように感じたこと、あるのではないでしょうか?

俗に言う「英語なまり」です。 しかし、どうして、「英語なまり」になるのでしょうか? それは、フォニックスが、関係しているからです。

 

4388887059_b00a65c36a_b

 

もし、アメリカ人が、日本の単語を発音したら?

それでは、英語と日本語の音の違いに気づくために、前述の日本語、「すし」、「ラーメン」、「イチロー」、「ポケモン」、「豆腐」、「おだんご」を下の音声ファイルをクリックして聴いてみてみましょう。

 

 

アメリカ人が発音する日本語の音は、ちょっと違うのに気づかれたと思います。 そこで、例に挙げた上記の日本語の言葉を、アルファベット表記してみます。

SUSHI

RAMEN

ICHIRO

POKEMON

TOFU

ODANGO

もともと、英語でない言葉でも、アメリカ人は、このスペルを見て、フォニックスの知識を使い発音しているのです。

 

23753286105_218d6a0101_b man with headphone

それでは、先ほどの音声ファイルをもう1度、聴いて、以下、顕著な音の違いをピックアップしてみましょう。

 

SUSHI:「スシ」の「シ」の音が、「シュー」とやかんから湯気が出てきているときに、表現する音ににているのに気づきましたか?

RAMEN:「ラーメン」の「ラ」の音が、日本語の「ラ」の音とちょっと違うのに気づきましたか?

ICHIRO:「イチロー」の「チ」、「ロー」の音が違うのに気づきましたか?

POKEMON:「ポケモン」が、「ポゥキモン」と聞こえませんでしたか?

TOFU:「トウフ」の「ト」の音に、「トゥ、トゥ、トゥ」とリコーダーを吹くときに習った、タンギングのような音が、かすかに聞こえませんでしたか?もっと、よく意識して聴けば、「フ」の音にも、口から風が吹き抜くような感じの音が、聴こえませんでしたか? (これは、ちょと難しいです。)

ODANGO:「オダンゴ」の「ダ」の音、母音の部分に何か、力が入っている感じ、「ア」の音が、つぶれているような感じしませんでしたか?

 

以上、顕著に聴き取れる日本語と英語の「音」の違いをピックアップしてみました。

因みに、もし、このスペルを見せないで、「今から言う日本語を聞いて、とにかく、発音/音を真似してみて!」と言えば、きっと、もっと日本語に近い発音で、これらの言葉を発音することができるでしょう。しかし、スペルをみると、フォニックスを使って、発音するのです。

 

意識的に英語の「音」を聴き分けるリスニング

意識を「音」の違いに集中して英語の物語や、記事を聴くことを、毎日欠かさずすることは、この音の違いに敏感になる為に、とても有効な方法です。通勤中の電車の中などで、英語リスニングを取り入れている方、是非、「音」を意識した聴き方もやってみてください。日本語にない音に意識を集中して聴くだけです。なので、内容の把握は、この時は気にしなくてよいのです。

「なんだか、日本語の音には、ない音だぞ。」

「聞き慣れない音だな~。」

「『さ』でも『し』でもない、微妙な音だぞ。」

「なんだか、鼻に抜けてる感じがするな~。」

「口から、息が漏れてる感じがするぞ。」

等など、このような感じでよいのです。

26133870703_ce9778d5d0_b rock and lock

 

lock(カギ)それとも rock(岩)?

例えば、英語の音で日本人が苦労する典型的な音に「R」と「L」の音があります。

例えば、

lock(カギ)/rock(岩)

lap(ひざ)/rap(ラップ音楽)

lip(くちびる)/rip(裂ける、引き裂く)

「L」の発音時、舌の位置は、日本語のラ行の音を発音するときの舌の位置に似ているので、「L」から始まる英単語(lap, lock, lipなど)の発音は、わりと簡単で上手にできます。

しかし、「R」の音から始まる英単語(rap, rock, rip)となると、そう簡単にはいかず、アメリカ人に通じなくなってしまいます。

「R」の音は、日本語には、ない音だからです。

因みに、音声ファイルの中で聴いた「ラーメン」の「ラ」の音が、ちょっと違って聴こえるのは、この理由からですね。

このようにして、(「R」の音に限らず)日本語にない音、日本語と違う音に気付くことが、フォニックスを学ぶための第一歩になるということです。

英語圏の子ども達ならば、自然に耳に入ってきて、インプットされるはずの音を英語を外国語とする私たちは、新たに脳にインプットしなおさなければなりません。英語脳を刺激することにもなります。

いかがでしたか?

発音上達のためにフォニックス習得は、とても有効です。

その第一歩として、まず、英語と日本語の音の違いを意識的に感じてみてください。

次回、その2では、「フォニックス:アルファベットの音」にフォーカスして説明します。

 

photo credit: Phonics via photopin (license) photo credit: Bao’an Shenzhen Signs at night via photopin (license) photo credit: Listening to Music via photopin (license) photo credit: Rock, Rust and Love via photopin (license)

About Tamao

日本で5年、アメリカで4年の教員経験を持つ。現在は、アメリカ人の夫、2人の子供、愛犬とオレゴン州、ポートランド市に在住。日ごろは、NPOである、JASO (Japan-America Society of Oregon) の運営するプログラム、Japan on the Road のメンバーとして、現地の小学校を訪問しアメリカ人の子供たちに、日本文化を教えるボランティア活動をしている。