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発音上達の近道はフォニックスの習得から! その6 ~まだまだある子音チーム~

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前回は、「Phonogram Sounds」のアプリ、Multi-Letter 画面にあるConsonant Teams(子音チーム)を説明しやすいように、3つのカテゴリーに分けましたね。

そして、カテゴリー1:新しい音になる子音チーム(ch, sh, th, wh, tch)の解説をしました。

それでは、残りの2つの子音チームの解説に入る前に、おさらいです。

 

ch, sh, th, wh, tch子音チームの聞き取り練習

下の音声ファイルを聞いて、どこにこれらの子音チームの音があるか、聞き取れますか?

 

そうですね、太文字下線部の部分に子音チームの音がありますね。

chime,  rich,  chef,  ache,  school,  shape,  wish,  thump,  tenth,  bathe,  white,  pitch,

 

発音上達シリーズ、その6では

カテゴリー2(ck, dge, gn, kn, ph, wr)

カテゴリー3(ng, nk)

これらの子音チームを解説していきましょう。

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カテゴリー2:ck, dge, gn, kn, ph, wr

これらの子音チームは、2文字または、3文字の子音が組み合わせになっているが、新しい音ではなく実は、1文字の子音と同じ音。

まず、「Phonogram Sounds」アプリで ck, dge, gn, kn, ph, wrの音を確認しましょう。

お気づきだと思いますが、これらは、すでに知っている子音の音と以下のように同じなのです。

ck=c=k

dge=j

gn=n

ph=f

gh=f (サイレント、発音しない「gh」もあります。例:fight, right)

wr=r

 

単語例:(上から順に)

rock, kick, shock

bridge, edge, knowledge

sign, campaign, design

photo, phone, physics

rough, tough, enough

write, wrap, wrinkle

発音は下の音声ファイルで確認してみましょう。

 

余談ですが、読み書きを習いたての小学校低学年のアメリカの子供たちは、習ったフォニックスを駆使して単語を書きます。(スペリング)

もし、この子音チームをまだ習っていなかったら、子どもたちの中には、上の単語を下のように書く子もいるでしょう。

上から順に抜粋して、

rock ではなく、roc (または、rok)

bridge ではなく、brij

sign ではなく、sine

photo ではなく、foto

write ではなく、rite

これは、アルファベット、基本の「音」のフォニックスで習ったものを忠実に文字にしているわけですから、ある意味、間違いではないのです。

これが、英語の発音、書き(スペリング)の難しさですね。

これを日本語のひらがなで例えれば、「ク」という音が「く」とだけ表記されるのではなく、いろいろな表記の仕方があるのと同じなのです。

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他にも以下のような子音チーム(カテゴリー2)があります。

kn=n (knob, knot, knee)

mb=m (climb, thumb, numb)

gu=g (guess, guy, guest)

bt=t (doubt, debt)

 

因みに、フォニックスの本によっては、上から順に

サイレントk、サイレントb、サイレントu、サイレントb

と呼んだりもします。(サイレントとは、「発音しない」という意味)

 

カテゴリー3:ブレンドする子音チーム ng, nk!

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ブレンディング/スライディングと言って、2文字の子音をスムーズにつなげて滑らかな音になる子音チームです。

組み合わされているそれぞれの子音の音を維持しながらも、滑らかにスライドするようにつなげて発音します。こうすることで2つの音が、あたかも1つの音に聞こえるようにします。

下の単語例を音声ファイルで確認してみましょう。

単語例:

ng: hang, song, length

nk:bank, rank, sink

 

ブレンディングには、まだまだたくさんの子音チームがあります。日本人が苦手な「L」や「R」の音が組み合わさっったチームは、特に練習するのをお勧めします。

 

ブレンドする子音チーム:bl, cl, fl, br, gr, tr, st

まず、下の音声ファイル、「bl」の解説を聞いてみて下さい。

ブレンディングのコツがわかりましたか?

 

ブレンディング子音チームの単語例:

bl: black, blade, block

cl: click, clock, clip

fl: flag, flip, flake,

br: bran, brake, brush

gr: grade, grill, grape

tr: trim, trip, truck

st: stamp, step, stick

発音は、下の音声ファイルで確認しましょう。

 

他のブレンディング子音チーム

gl as in glad

pl as in plan

sl as in sled

cr as in crab

dr as in drag

fr as in fresh

pr as in press

下の音声ファイルで発音を確認してみましょう。

 

いかがでしたか? 今回は、

  • 1文字の子音が持つ音と同じ音になる子音チーム
  • ブレンディングする子音チーム

この2つの子音チームを解説しました。

次回は、母音(a, e, i, o, u)が作るチームに注目して、母音チームのフォニックスルールをお話しする予定です。

お楽しみに!

 

「Letter Sounds A to Z」アプリ

アップル版

アンドロイド版

 

「Phonogram Sounds」アプリ

アップル版

アンドロイド版

 

発音上達の近道はフォニックスの習得から! 過去の記事はこちらからどうぞ。

発音上達の近道はフォニックスの習得から! その1 ~日本語と英語の「音」の違い~

発音上達の近道はフォニックスの習得から! その2 ~フォニックス:アルファベットの「音」~

発音上達の近道はフォニックスの習得から! その3 ~フォニックス絵本を使って~

発音上達の近道はフォニックスの習得から! その4 ~まだまだある母音の発音~

発音上達の近道はフォニックスの習得から! その5 ~子音はチームになるのが好き~

 

photo credit: Kathy Cassidy Our Tricky (and not real) Silent E Words via photopin (license)

photo credit: Philips Communications Philips Innergizer high performance blender with ProBlend Extreme nutrient release technology via photopin (license)

About Tamao

日本で5年、アメリカで4年の教員経験を持つ。現在は、アメリカ人の夫、2人の子供、愛犬とオレゴン州、ポートランド市に在住。日ごろは、NPOである、JASO (Japan-America Society of Oregon) の運営するプログラム、Japan on the Road のメンバーとして、現地の小学校を訪問しアメリカ人の子供たちに、日本文化を教えるボランティア活動をしている。