Home / 海外生活 / 潜入! アメリカにある、アダルトスクールのESLってこんなところ

潜入! アメリカにある、アダルトスクールのESLってこんなところ

Fun32

アメリカ各地にある政府主催のアダルトスクールでは、様々な種類の教室が提供されています。分かりやすくいうと、国が主催している大人のためのカルチャーセンターのようなものです。

クラスの種類はESL(移民のための英語教室)以外にも、ヨガ、料理、ガーデニング、パソコン、生け花、フランス語、場所によっては日本語のクラスもあり、その内容はスクールによって異なります。

今回は私が1年間お世話になった、カリフォルニア州 サンディエゴにある「Poway Adult School」のESLクラスについて、ご紹介させていただきます。

 

ESLクラスの申し込み

Fun410

アダルトスクールへ通うためには、申し込みが必要になります。スクールに通うことができる生徒の規定はスクール毎に異なります。アダルトスクールのESLは基本的には移民のためのものなので、学生ビザや観光ビザでは参加ができない場合が多いです。ですが、稀に参加をさせてくれるスクールもあるようですので、通ってみたいクラスがある人は直接問い合わせてみるといいでしょう。

クラスのスケジュールや金額はスクールのホームページで確認することができ、Poway Adult Schoolでは、申し込みもオンラインで行うことができました。

アメリカの学校は9月に始まり6月に終わるので、私が通っていたアダルトスクールもそれに合わせて最初のセメスターは9月〜12月、次のセメスターは1月〜5月でした。そして、6月〜8月には夏の特別プログラムもありました。ただし、クラスに空きさえあればいつからでも授業に参加することは可能です。

 

オリエンテーション、アセスメントテストを受ける

ESLのクラスがレベル分けされている場合には、最初にレベル分けテストを受けるように言われます。その後、自分がどのクラスに入ることができるかを知らされます。クラスによってはキャンセル待ちになってしまう場合もあり、その場合には空きが出るまで待たないといけません。

 

私が受けたレベル分けテストはマークシート方式で、読解問題のみでした。セメスター途中の節目にも、スキルチェックとしてのテストを数回受けました。スキルチェックテストはリスニングや、先生と行うスピーキングのテストもありました。テストの結果が良いと、次のセメスターから上のクラスに上がるように打診されることもあります。

ESLについてもっと詳しく

Fun31

さて、いよいよ授業のスタートです。

 

値段

私が通っていたクラスは月曜日〜木曜日までの週に4回、9時〜12時のクラスです。それで1セメスター、たったの40ドル(約4,000円)でした。学校経営にはアメリカ政府からの補助金が出ているので、この値段が成り立っているようです。

 

生徒の国籍

1クラスの生徒の人数は35名ほど。国籍はメキシコ、イラン、中国、韓国、日本、インド、グアテマラ、トルコなどなど、とにかく多国籍です。午前中のクラスということもあり、子供が学校へ行っている間に英語を勉強しに来ている主婦や、少しお年を召した方などが多かったです。日本人の中には、ご主人の仕事の関係でアメリカに駐在している家庭の奥さまもたくさんいました。

 

生徒の年齢

最高齢のクラスメイトは、Mr.アリーと呼ばれる70歳ほどのイラン人のお爺ちゃんでした。新しいセメスターが始まる度にみんなに紹介されるMr.アリーは、同じクラスにかれこれ9年も通っているというベテラン生徒で、先生やクラスメイトにとても愛されていました。

 

授業内容

授業内容は、月曜日はリーディング、火曜日はグラマー、水曜日はパソコンを使った授業とディクテーション、木曜日はライティング、というように曜日によって大まかな内容が決まっていて、テキストは先生が用意してくれるプリントを使用していました。

生徒はそれぞれバックグラウンドが異なるので、遅刻、早退、欠席についてはそれほど厳しくなかったですが、ウェイティングリストがあるクラスの場合、長期間授業に参加できない人はきちんと連絡をしておかないと、登録を抹消されてしまうこともあります。セメスターの途中でやめていく人、新しく入る人、と生徒の入れ替わりは多かったです。

 

アダルトスクールの楽しみ方

Fun24

アダルトスクールのESLは比較的気軽に参加することができ、生徒はみんな移民なので、英語のつたなさを気にせず会話を楽しむことができます。また、異国の地で暮らす大変さや故郷の家族と離れて暮らす寂しさも皆同じなので共通点が多く、ネイティブの人と話すときよりも話が弾むことが多いです。様々な国籍の人が集まるのはESLならではだと思うので、色々な国について知ることができる絶好のチャンスです。

私のクラスでは、イベントの時期にみんなで持ち寄りパーティーをしたり、先生の誕生日にサプライズパーティーをしたりもしました。持ち寄りパーティーでは、様々な国の家庭料理が並びます。日本食は毎回とても人気がありました。アメリカ独特の行事について先生が特別授業を行ってくれたこともあり、英語の知識だけではなく、いろいろなことを学ぶこともできました。アメリカ生活について疑問に感じたことなどを先生やクラスメイトに気軽に質問できる場所でもあり、心強くもありました。

 

おわりに

ESLに通っていた1年間は、とにかく楽しかったです。英語のスキルアップができたことはもちろん、異国の地でかけがえのない友人や先生と出会えたことが、何よりの財産になりました。

アメリカでは、アダルトスクールに限らず図書館や教会でも、低料金や無料のESLが多数存在しています。クラスによっては、申し込みなしで飛び入り参加ができるものもあるくらいです。あなたの滞在先の近所にも、もしかしたら気軽に通えるESLがあるかもしれません。「ESL 地域名」で検索すると情報が得られると思うので、アメリカへ行く機会がある人は是非探してみてください。

 

2 comments

  1. 初めまして。 
     ブログを読ませて頂きました。
     値段のランにアメリカ政府から補助金と有りましたが・・・。ESL学校へ通う生徒さん達もアメリカ政府から補助金が下りるのですか?
     アメリカ人・・あるいは、アメリカの専門や大学などへ通う人達だけではないですか?(外人さんから聞いた話です)本当かは分かりません・・笑’’

    • SuperMomさん、コメントありがとうございます。私の書き方が少し分かりにくかったようで、申し訳ありません。
      アメリカ政府からの補助金というのは個人で申請をしてもらえるような補助金ではなく、ESL運営に対する学校への補助金になります。
      なので、生徒ひとりひとりは40ドルという低料金で受講が可能になっています。場所によっては無料のところもあります。
      ESLにも色々な種類があり、コミュニティーカレッジや大学のESLはもう少し料金が高くなるところもあります。