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オーストラリアの少女が語った、刺激的!?な日本での小学校滞在記

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日本の小学校や中学校には素晴らしい制度がありまして、地方自治体によって詳細は違うようですが保険料や給食費、教材費等を支払うと外国から日本へ短期滞在しに来ているお子さんに対して学校への体験入学をさせてもらえるというものがあります。

海外に駐在している日本の家庭のお子さんなどはこういった制度を利用して帰国時に学校へ短期で通っている方もいらっしゃるようですが、話を聞くと勉強以外でも色々日本という普段と違った環境から刺激を受けてくるお子さんが多いようです。

今回は、その中でもオーストラリアから日本の小学校へ体験入学した女の子が教えてくれた興味深い着眼点での日本の学校についてお話します。

 

ランドセルってナニ??

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日本の小学校はランドセルで登校することがごく普通のことですが、オーストラリアでは学校指定のカバンやランドセルの存在がなくほぼ全ての生徒がリュックサックで登校しています。最初に登校した際に、亀の甲羅のようなものを担いで通っているお友達が奇妙に見えたそうです。

しかし、ヨーロッパのほうでは日本のランドセルが人気だという話も聞きます。丈夫でスタイリッシュだと高評価のようで大人が背負っているようですので、もしかするとそのうち違った形での世界進出もあるかもしれませんね。

 

道徳の授業??

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オーストラリアではカトリック系の学校へ行くと宗教の時間というものがありまして、これが日本でいう道徳の時間になりますが、改まって一般の公立校で道徳の授業というものはありません。

いったい何を勉強するの?とすごく不思議に思ったそうですが、人として正しい道を行くという勉強をケーススタディーで学んでいく時間なのだと理解したらしく、仏教の時間だと思っていたようです。

 

いただきますって必要??

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給食や給食当番の存在にも驚いたようですが、食事を運んで椅子に座り食べ始めたら、周りのお友達や先生に慌てて止められたことに驚いたそうです。「いただきます」をしてからだよと笑われ、何が何だかわからなかったそうです。英語では「いただきます」に相当する言葉がありません。夕食ができたと声がかかったら着席した順に食べ始めるのが一般的です。従っていただきますがとても不思議に思えたそうです。

またいただきますの際に手を合わせるのは誰にお祈りをしているのかと質問されました。作物を育ててくれた人、料理を作ってくれた人々等、ここに運ばれてくるまでの過程で関わった人にお礼をしているんだよと説明をしたら妙に納得したようです。

 

何しに来てるの!?

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授業中に寝ている学生がいるのを見てとても驚いたそうです。基本的に受動的な授業の仕方が全然自分の学校とは違うと話していましたが、まさか寝ている学生がいると思わなかったそうです。不思議な顔をして、眠いなら家に帰って寝ればいいのに・・・・と話していました。

基本的にオーストラリアの学校ではクラスの中で授業中に生徒が自由に発言することが多いです。宿題もディベートやプレゼンテーションの準備のようなものが多く、それはクラス内で発表されます。逆に日本で宿題に出るような暗記系の宿題はほとんど出ません。そんな違いに驚いたようです。

 

自分で掃除するの!?

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掃除の時間にも驚いていました。オーストラリアでは清掃業者が学校を掃除するため生徒が自ら掃除をすることがありません。教育をする場所で掃除をさせる必要はないという意図のようです。

欧米諸国全体を見ても日本のように生徒が掃除するという国は少なく賛否両論あるようですが、その習慣が日本人のモラルの高さを作り出していると考えて積極的に掃除の文化を取り入れようとしている国もあるようです。

 

送り迎えがない!?

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これは彼女のお母さんがビックリしていました。オーストラリアでは子供に対しての保護責任があり、12歳以下の子供を家や外のいかなるところでも一人にすることが違法になります。カギっ子禁止の国なのです。小学校も州によって違いますが3年生くらいまでは親が送り迎えをしなくてはなりません。

従って、小学校の生徒が自分達で学校へ通うことがあり得ないのです。途中で誘拐されることはないのか?と真剣に聞かれました。確かに一度外国に住んでしまうと、日本のそういった習慣は平和ボケしていると考えることもできますが、共働きする家庭などは送り迎えなど不可能でしょうし、それを補助してくれるシステムもありませんので、いたしかたないと言われればそうなのかもしれません。

 

文房具チョーかわいいんですけど!!

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文房具のバラエティーの多さにも大興奮していました。オーストラリアにはファンシーショップや文具店のようなお店がほとんどありませんので、大型量販店で売っている一般的な文房具を使用します。従って、皆同じような文房具を持つことになるのです。

今はネット通販で海外から買い物ができるご時世になり、文具も購入する手段が増えましたが、それでも日本のようにクラス全員の文房具がカブらないなんてことはないのでしょう。

 

いったい何時に寝るの!?

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オーストラリアの平均就寝時間は21時半~22時頃です。これは子供ではなく大人の就寝時間です。子供はというと20時くらいにはベットへいくのが一般的ではないでしょうか。彼女がホームステイしていた家はごく一般的な日本のファミリーでしたが、寝るのが遅い、睡眠時間が少ないとビックリしていました。

 

さいごに ~幼き日を思い出しながら~

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何気なく日本で学生を終え深く考えずに大人になりましたが、こうやって国の外から日本の学校を見て感想を言われると色々と思い出したり気付かされることが多いですね!?

最後に彼女が1カ月の滞在を終えて帰る際に、クラスメイトが道徳の授業の時間を使ってお別れ会を開いてくれたそうです。心のこもったメッセージやプレゼントを皆が作って持ってきてくれ別れを惜しむ手紙や色紙を沢山もらったそうです。なかには涙を流して見送ってくれたお友達もいて、そんな日本人の思慮深さにとても感動したと、何年か経った今でも彼女はその話をして、だから日本は大好きですと言ってくれました。

良いことも悪いことも含めてその全てが日本への評価、きちんと耳を傾けて見直していければいいですね。

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/