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映画から学ぶネイティブ英会話 ~L.A.コンフィデンシャル編④

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kaorinです。好評のスクリーンプレイ・シリーズ「L.A.コンフィデンシャル」、今回は続編4回目です。

 

スクリーンプレイ・シリーズ

スクリーンプレイは1988年にE.T.の完全セリフ集を出版してからずっと完全英語シナリオを手がける出版会社。 スクリーンプレイ・シリーズは左側が英文シナリオ、右側が日本語訳。となっており、脚注にスラング、あるいはイディオムの解説も入っています。

http://www.screenplay.co.jp/index.html

学習の仕方(おさらい)

字幕無しで3回鑑賞→英語字幕付きで3回→スクリーンプレイを読んで英語字幕2回→スクリーンプレイをしっかり読んで英語字幕で2回→スクリーンプレイ片手にポーズで止めながら確認して鑑賞。をお勧めしています。

第一回目で解説していますからそちらを熟読なさってみて下さい。

http://www.funlearning.co.jp/archives/5404

L.A.コンフィデンシャル

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1997年に映画化された古い作品ながら第90回アカデミー賞9部門のノミネートの充実した作品。今回は目次の中から前回に引き続き「ナイトアウルの虐殺」から2度に渡り、気になるセリフをピックアップします。

全体のあらすじは第1回目のブログをご参考になさって下さい。

http://www.funlearning.co.jp/archives/5404

前回までのあらすじ

ロサンゼルス市警のクリスマスイブに起こった警官と拘留中容疑者との暴動で「血塗られたクリスマス」と報道されたロス市警は体面を保つ為にステンズランド刑事を辞職させる。事はこれで解決かと思われたが…

 

「ナイトアウルの虐殺」あらすじ・その1

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「血塗られたクリスマス」の報道の熱も冷めやらぬ内に、今度は繁華街のナイトアウルコーヒー店で夜中に虐殺が起こる。駆けつけたのは一人署に残っていた新米で仲間から,出世の為なら何でもすると嫌われているエクスリー刑事(ガイ・ピアーズ)。コーヒーショップのトイレに集められた死体で辺りは血の海。その中に何と、つい最近辞めさせられたステンズランド刑事があっけなく折り重なっていた…この捜査に署が一丸とならなければいけない頃、頭に血が上るので有名なバド・ホワイト刑事(ラッセル・クロウ)が違った側面から捜査を密かに始め、高級娼婦の元締め関係を当たり始める。

★今回取り上げたこの教材についてはすでに出版社では廃盤ですがお近くの図書館にはまだ書架に在庫のある所が少しあるようです。ご利用希望の方はそちらもご参考に。

気になる表現集

なかなかニクイ表現、英語的発想の表現をピックアップしました。

 

1. Looks like the cook drew a handgun and set it off.

コックがピストルを抜き,発砲したようです。

set〜off は〜を発砲するの意味。先のdrawは日本ではまず絵を描く、と習ったと思いますが、drawには引き出す、取り出す、の意味もあります。

 

2. Robbery is the likely motive.

動機はおそらく窃盗。

ここでの言い回しは非常に英語的です。日本語的に読むと「窃盗が動機だろう」という感じですがそう読むと、何だか意味がわかりません。やはり「動機は窃盗」という日本語だと日本人にはピンと来ます。が、英語のネイティブはThe motive is Robbery とはせず逆の、窃盗こそが動機になった、というRobberyが先に来る感覚が自然なのです。文化の違いです。

 

3.We do have once hot lead, so listen well.

有力な手がかりがひとつだけある、良く聞いてくれ。

hot lead は有力な情報、手がかり。

 

4. A canvassing crew turned up a news vendor who saw a maroon Merc coupe parked across from the Nite Owl around 1:00am.

聞き込み調査員が午前一時頃、ナイト・アウル店の向かい側に停まっていた栗色マーキュリー・クーペを見たという新聞売り見つけた

canvassing は念入りに調べる、という意味で a camvassing crew は聞き込み調査員、という意味になります。turn up は自動詞的にはひっくり返す意味が通常ですが、ここでは他動詞的に使い、掘り起こす=見つけ出す、という意味で使われているのが注目です。news vendor は新聞売りです。vendorは売る人、という意味です。日本でベンダーマシンと言われているので、ついvendorも機械のように感じる方もあるでしょうが、vend=売る にerやorが付いた人称になります。

 

5. Why not just put a bounty on them?

賞金を懸けたらどうなんだ?

bountyは賞金。掛けるのにはput〜onを使っています。bounty hunterは賞金稼ぎ。

 

6. You take them, I got something I gotta go.

そいつらを引き受けてくれ、俺はやる事があるんだ。(行かなくちゃならない

ここでのI gotta go. ですが特にアメリカ人が良く使うので覚えておくと良いでしょう。「もう行かなくちゃ!」という時に使います。

 

7. I’ll take those odds.

その話にのったぞ!

oddsは警察用語になり、見込み、掛け率、勝算、の意味があります。take oddsは賭けで手をつけた申し込みに応じる、といった意味合いになります。

 

8. Here’s a billing address and a delivery address.

請求先住所配達先の住所がありますよ。

何気ない一言なのですが、billingが請求先で、deliveryが配達先だというのはさっと理解できると良いですね。

 

まとめ

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「ナイトアウルの虐殺」の章には気になる表現が満載なので2回に分けて次回へと続ける事に致します。この事件を機に、黒幕のほころびが少しずつ出始めます。どうぞこの先もお楽しみに。

 

About 鍋島 佳緒里

小さい頃から、IBMが日本に招聘したイギリス人講師が自宅にステイするという家庭で育つ。感覚的に英語を習得したため発音だけは良いがグラマーやリーディングに苦手意識が残る。音楽制作の仕事に従事し、海外の音楽祭取材などで一年の内2ヶ月をヨーロッパで過ごす数年間の経験を経て、現在はNY在住のアメリカ人パートナーとの遠距離を克服しながら毎日英語を使う日々。 TOEICで高得点を取るビジネス英語に注目するだけではなく、日常的にエレガントで社交的なマナーを持って国際人としてウィットのある会話するのをモットーとしている。フランス語も中級。デンマーク映画に夢中。日本在住。「なめらかな発音と言い回しをゲットするレッスン」はinfo@a-tfactory.co.jpまで。