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国際恋愛希望者必見!私が国際結婚で決めた、せめて出来る親孝行

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10年ちょっと前までは、外国に行くばかりか一人暮らしすることすら考えていなかった私が、突然海外へ移住し今の主人と出会って国際結婚を決めた時、両親は何も言わずに私の結婚を賛成してくれました。

もともと外国や外国人に対してそれほどネガティブなイメージあるような両親ではありませんでしたが、それでも結婚して移住するとなれば色々言われるだろうと覚悟していた私達は、拍子抜けしたのを覚えています。

私の両親はすでに60代、共に大きな病気はありませんが年相応に身体の至る所が故障気味で、万全な日々が送れているわけではありません。そんな両親のもとへ毎年顔を見に帰れて彼らが平均寿命まで生きたとして、あと15回程度しか顔を見ることができないと思うと、自分の親不孝ぶりに胸が締め付けられる思いがします。

そんな中で私が考えている、せめてこれだけはしなくてはと思った親孝行についてお話します。これから国際恋愛や国際結婚をしようと考えている方のお役にたてれば幸いです。

 

マイナスな話はしてもいいが心配はさせない

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最初に渡米した際はまだインターネットもダイヤル回線、両親との連絡はメールか手紙、もしくは短く用件だけ伝える公衆電話からの国際電話でした。それが今はスカイプやLINEといったような便利なツールが普及し、いつでも話ができるようになりました。反面、普段話さなくてもいいことまで話してしまいそうになることもしばしば・・・

そんな中で私が考えたのは、ネガティブな話をすることはいいが、心配させるような話はしないということです。特に夫婦喧嘩をした話や体が悪くて病院に行った話などはある程度解決の目処が立つまでは絶対にするべきではないと思いました。

以前帰国した際に夫が肺炎になりました。いつもと違った種類のウィルスに身体がダイレクトに反応し、前触れもなくいきなり呼吸困難になり救急車を呼んだのですが、一緒にいた父も私もすっかり心臓発作だと思いパニックになりました。私は頭の芯がじーんとして何も考えられなくなりましたが、父も顔面蒼白で茫然としていました。

後で何を考えてた?と父に聞いたところ、私と娘の行く末について色々考えちゃったと照れながら話していました。日本に帰ってきてもシングルマザーじゃ食べていけないとか、他の子と見た目の違う娘が日本の学校でちゃんとやっていけるかとか、そんなことを漠然と心配していたそうです。

その時、あぁ、こういうことなんだと思いました。夫が病気になると両親は自動的にその先の先を心配してしまう。結局肺炎だったから良かったものの、肺炎だとわかった時に父が漏らした嗚咽から心配の深さを感じ、こういった負担を離れたところから老いた両親にかけては絶対にいけないと感じました。

 

一年に一度、何があっても帰る

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私の周りにはもう何年もご両親のもとへ帰っていない方も結構います。特に福島の原発問題があってから、日本に帰ることに抵抗のあるパートナーから帰国を止められているケースも少なくありません。しかし私は毎年必ず家族そろって日本へ帰るという約束を、結婚する際に夫としました。

孫の顔を見せる義務もあると思っています。一年に一度帰るということは金銭的にもかなりかかりますが、そういった点では経済的な面でも一年に一度帰れる余裕があるということを伝えたいという意味もあります。

 

娘に日本語を教える責任を持つ

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私の周りには日本人の血が入っていたとしても日本語を我が子に話すことを強要しない方も少なくないですが、やはりおじいちゃんおばあちゃんが孫と直接会話ができないのは寂しいものではないかと思います。娘には人並み以上の苦労をさせて申し訳ないと思っていますが、やはり日本語の教育は私が責任を持ってさせようと考えています。

 

お金を借りない

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一番させてはいけない経済的な心配を回避するために、小さい金額でも絶対にお金を借りてはいけないと思いました。今までそういった機会もありませんでしたが、例えば帰国した際に十分に日本円への両替をしていなかったなどというようなことがないように注意しています。

それからなるべく経済的な内情を伝えようと思っています。大体どの程度の収入を得ていてどの程度支払いをしているのか等、私の場合は父親がはっきり知っていたほうが安心する性格なので、父親には結構細かく知らせています。また、オーストラリアは国のサポート体制がとてもしっかりしているので、もらっている子供に対する手当や今の状態だと老後年金がどの程度もらえるのかやどのように過ごすことができるのか、不動産の価値や国のサポート体制等、安心材料として都度話すようにしています。

 

新しい家族を第一に考える

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結婚するときに父から、親や親せきの死に目には会えないことを覚悟しろと言われました。離れている分、なにかあった時にすぐ飛んでいくことができないので諦めろということです。実際に私の周りで日本のご家族が亡くなった際に死に目に会えた人はほとんどいません。

私自身も去年祖母を亡くしましたが、お葬式も四十九日も一回忌もどれも出席できておりません。すぐに帰ろうと思ったのですが、高い旅費を払って行ったところで生き返って話ができるわけじゃないのだから無駄足を踏むなと、父に止められました。

父は、心情的に帰ってきたいのはわかるけれど日本にいる家族より今の自分の家族に標準を合わせるようにと私に言いました。夫も仕事をし、娘も学校に行っている状態で自分だけが日本に帰り亡くなってしまった祖母の葬式に出席するのは合理的ではないとのことです。それであれば海外からでも思いだけ届けて次回日本に帰った際にお墓参りすればいいと言いました。

結局、本人にしたら心配して駆け付けてくれるより、私が幸せに生活していることを見せるほうが嬉しいのではないかと都合がいいようですが思うようにしました。とても心苦しいし後ろめたく思いますが、きっと私の娘が離れて暮らしていたら、私もそう思うのではと考えての結論です。

 

さいごに~親不孝者も色々考えます~

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恥ずかしいですがアラフォーど真ん中のこの歳になっても、私には両親から教えられることが山ほどあります。自分達の老後の心配もあるだろうに、黙ってここまで送り出してくれた両親に日々感謝し、なるべく負担をかけない生活が送れるよう常に考えて過ごしていくことがせめてもの親孝行だと思っています。

私の決めたルールはあくまでも私の両親に対してなので決して皆さんが同じように考えているわけではないでしょうが、これから外国で住もうと思っている方や外国人のパートナーのいる方がこれを読んで、海外永住組が日々こんなことを考えて過ごしているのだということがなんとなくわかっていただけると嬉しいです。とてもいい環境で暮らしていますが、後ろめたさや寂しさがいつもあることも事実です。それにも勝るパートナーやファミリーをご自身が選択できるように応援しています!!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/