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海外在住者に聞いてみた、「あなたが英語を始めたきっかけは??」

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『英語を勉強する』といっても、人それぞれきっかけも方法も出発点も違います。去年、私の家には16歳の男の子がホームステイに来ましたが、現在知り合いの家には67歳の女性がホームステイしています。

私の住むオーストラリアは、日本人だけではない様々な国の方が英語を勉強しにやってきます。面白いことに日本人以外の方に英語を始めたきっかけを聞きますと、将来ビジネスに役立てるためという返事がほとんどですが、日本の方だけは本当に理由が一人一人違っていて、決して将来性や営利目的だけで英語を勉強しているわけではないという印象を受け、日本は豊かだなと改めて感じたりもします。

ということでそんな日本のみなさん、何がきっかけで英語に目覚めたのでしょうか?そんな興味があることを周りの方に聞いてみましたのでお話したいと思います。

 

ブサイクはこりごり!?

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当時彼女は同じ歳の彼と長い間お付き合いをしていて、結婚も考えていたそうです。やさしくて頼りがいのある彼だったのですが、結婚を意識するようになった頃からその彼がブサイクだということがとても気になり始めたそうです。自分だって可愛くないのに、この人との間に子供が産まれたらその子が可愛くなるわけがないと漠然と考えていた頃に、全然関係のない理由で彼と別れることになりました。

それがきっかけで次の彼はハンサムな人を選ぼうと決めたのですが、ふと外国人との間に子供を産んだら、たとえ相手がブサイクでも可愛い子が生まれるのでは?と思い始め、それではということで外国人の彼が出来るよう英語を勉強し始めたそうです。

途中、その考えが稚拙だったことにも気付いたそうですが、結局英語に魅せられ勉強を続けた結果、現在カナダ人の旦那さんとの間に念願の!?かわいい女の子がいるお母さんになっています。

 

I ain’tって歌っているけど・・・?

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彼はHIPHOPが好きな18歳の男の子でした。ある日、歌詞の中に学校の授業では習ったことのない「I ain’t」という表現が書かれていたのを見て疑問に感じ調べたところ、そこでスラングというものの存在を知ったそうです。

そこからスラングの魅力にとりつかれてしまいスラングの勉強に夢中になってしまったそうです。次から次へとスラングを見つけては、それを使用している歌の歌詞を見つけて歌ってみるということを続けているうちに、普通の英文の意味も知りたくなり英語自体の勉強もしはじめ・・・・最終的にはアメリカ留学のちカナダへ留学、貧乏学生をしながら働いていた世界でも有数のホテルで上司に認められ、今では30歳にしてそのホテルの統括マネージャーをされています。

私はアメリカで彼に知り合ったのですが、そのとき彼は19歳、正直大丈夫か?と思うほど頼りなく、よくこれで留学してきたものだと思わずにはいられないような英語力でしたが、今ではネイティブの友達を沢山作って、スラングいっぱいの会話をしています。

 

クリント・イーストウッドになりたい

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映画に魅了されて、英語の世界に引きずり込まれた友人もいました。彼はもともと洋画がとても好きで将来は映像関係の仕事に付きたいと語っていましたが、その中でも「ダーティーハリー」がとても好きで、好きな俳優はと聞かれると必ずクリント・イーストウッドの名前を出していました。

彼の何がそれほど魅力的なのかと聞いたら、あのセクシーな話し方だということでした。決して張っている声ではない、むしろ枯れた小さな声なのに迫力がある声は彼ならではのものだと絶賛し、よく声真似をしていました。

そんな彼はやはり何年たってもクリント・イーストウッドになりたくて、彼の映画のセリフを片っ端から真似し、感情を込めたいからとセリフを日本語に訳すようになりました。結局はその繰り返しが自然と英語の勉強になったそうです。そしてある日突然、映画で話している英語のセリフが自然に耳に入って理解できているのに気付き、せっかく身に付き始めているのに放っておくのはもったいないと留学を決心したそうです。

 

こいつに出来て僕に出来ないわけがない!

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彼には高校の同級生で卒業後すぐアメリカ留学した友人がいたそうです。そしてその友人が留学中一時帰国した際にレストランで会っていたら、たまたまそのレストランにいた外国人と同じタイミングで友人がトイレに立ったそうで、その際に英語で何かを話しかけられていたそうです。

その時、彼の友人は明らかに相手が何を言っているのかわからなかった様子だったのですが、留学しているというプライドがあったのか、その場を取り繕うかのように短い英語を何か言って親しげに笑ったそうです。相手の外国人の方も、彼の言うことが理解できていないようだったので、通じているとは思いがたかったのですが、それが自分で確かめられないことがもどかしく、急にその友人に対する嫉妬心と対抗心が湧いてきたそうです。

それまでその友人に負けたことがないと思っていた彼は、「こいつが英語で話せるのなら、僕に出来ないわけがない!」とはっきり思ったその瞬間が、英語学習を始めたきっかけとなったそうです。

 

私が英語を始めたきっかけ

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最後に私が英語を始めたきっかけをお話しします。私は16歳のときに家族ではじめてサイパンへの海外旅行をしました。そこで行ったサンセットクルーズで船員さんに話しかけられた際に、「How many English classes do you take in a week?」と聞かれ「2 hour.」と答えたのですが、私はその方に鼻で笑われました。そして「Not 2 hour, 2 hours.」と訂正され大きくため息をつかれました。とても恥ずかしくみじめになり、それ以来学校の勉強の中では比較的好きだった英語が大嫌いになりました。

それから10年、大嫌いな英語とは無縁の生活を送ってきたのですが、ひょんなことから職業給付金制度を知り、登録されている学校に通うと80%の補助金が出るということを知りました。またそれが1カ月先には40%に減ると言うことを知り、これは使わなくちゃ勿体ない!と慌ててとりあえず仕事をしながら行けそうなところ・・・・と探したところ、英会話教室くらいしかないと安易な気持ちで飛びつきました。

そこで選んだ学校がその後の私の人生を大きく変える転機になりました。当時の私は26歳だったのですが、生徒は全員年上、日本人講師による文法の授業が1時間とネイティブスピーカーによる英会話の授業が1時間、計2時間の授業に申し込んだのですが、どちらのクラスも毎回終電ぎりぎりまで4時間程までに授業が延長され、自主勉強部屋は毎日開放、先生は捕まえたい放題という熱心な学校でした。

そこで出会った今ではかけがえのない友人たちに囲まれ、留学どころか会社を辞めるつもりすらなかった私が、すっかり英語に魅了され、1年の通学を経て留学をし、現在渡豪10年になります。

こんなストーリーはどこからでも聞こえてきそうですが、これも一つの英語を始めたきっかけ。あまり興味があって飛び込んだ世界ではありませんでしたが、それでも英語はやればやるほど楽しく、学生の頃の『やらなくてはいけない勉強』から『次々と湧いてくる疑問を消化する』という推理小説を解決していくようなゲーム感覚のものとなりました。

きっかけは人それぞれ、それでもみなさんそれぞれのゴールに向かって現在も生涯勉強中です。英語が話せるというだけで世界中の英語が話せる人と知り合える、そうすると今度はその国についての勉強がしたくなる・・・・そんな探究心をくすぐる世界も楽しいですよ!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/