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国際結婚の落とし穴 ~あなたの家庭は?家庭崩壊の理由~

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青い目のパートナー、可愛いミックスの子供、周りからの羨望のまなざし・・・・日本に滞在する外国人の数もどんどん増え出会いの場も増えた今、国際結婚に憧れを持つ日本の方は多いのではないでしょうか?

私の家へステイする若者も男女問わず国際恋愛、国際結婚に憧れを持っている方が多く、一応国際結婚している私はよく羨ましがられます。

しかし、離婚率50%ともいわれる国で、さらに継続が困難といわれる異文化同士の国際結婚。年齢的にも私の周りではちらほら離婚という話を聞くことが増えてきました。またその理由が日本ではなかなか考えられないような理由だったりもし、国際結婚の難しさを感じずにはいられなかったりもします。

ということで、国際恋愛へ一歩踏み出す前のあなたへ、私の周りで起こった離婚劇についてお話をさせていただきます。

 

ローン返済、どうするの!?将来設計のすれちがい

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私の知り合いの日本人女性に、スイス人の旦那様とローンを組んで家を購入した方がいらっしゃいました。ローンの審査は比較的通りやすい国ですので、40代半ばにして30年ローンで3000万円近くを借り入れました。そして30年かかる返済を定年退職までに返すべく、20年を目処に毎月繰り上げ返済をしていました。

彼女としては定年退職までに返済を終え、遺産代わりに家を子供に託すつもりで共働きをして順調に返済をしていたのですが、何年か経ったある時ローン会社から「元本が300万円程減ったので、その分借り入れに余裕ができた。」との連絡を受け、それならと旦那さまが相談もなく新車でセカンドカーを買ってしまったそうなのです。

憤慨した彼女は旦那さまに食ってかかったそうですが、自分の人生を楽しむために頑張って返済してきたのに、そんなことで文句を言われるとは思わなかったと逆に言われてしまい途方にくれたそうです。

ローンについては、自分達が死んでしまえば保険でペイオフでき、いずれ子供のものになるのだから今から必死に返済する必要はない。そもそも利子+元本を払っている時点で妥協だと思ってもらわないと、元々利子のみしか払うつもりはなかったのだから・・・・と返されてしまったそうです。

金銭に関する考え方というのは日本でも人それぞれですが、借りたものはなるべく早く返す、それが友人からでも銀行からでも同じだと考えて一生懸命返済するのが日本では一般的だと思います。それに比べ借りられるところまで借りて返済しないことがまかり通ってしまうオーストラリアでは、返済義務という言葉が一向に定着せず、利子だけを死ぬまで払い続ける方が少なくありません。またその負債に対してストレスを感じたりしないようです。

結局その夫婦はそこから派生した諸々の金銭感覚のズレが主な原因で、将来の生活に明るい考えが持てなくなった彼女が離婚を切り出し、現在では離婚に向けての別居状態が続いています(オーストラリアでは1年間別居した事実がないと離婚できません)。

 

羞恥心だったのに・・・「もう君のことが好きではない」

職場の友人に、日本で行なわれた友達の結婚式で旦那さまに知り合ったという方がいました。それまで外国にも全然興味がなく普通に日本でOLをしていたのですが、ニュージーランドから結婚式に出席するために来日していた彼と恋に落ち、1年の遠距離恋愛の末、結婚することになったのです。

結婚と同時にニュージーランドへ移住し結婚生活を送ったわけですが、どうも日本の感覚が抜けず外国の解放感に慣れないまま数年が過ぎたある日、突然彼女は旦那さまから離婚を切り出されたそうです。

理由を聞いたところ、君のことが好きではなくなったと言われたそうです。他に好きな人が出来たのかと聞くとそうではないけど、君に対する情熱が消えてしまったとのこと。他に誰かいるわけでもないのに別れるなんて納得がいかない、そもそも夫婦なんてずっと情熱的でいられるわけないと反論したところ、情熱的でいる努力を怠ったのは君のほうだとのこと。

彼曰く、普段友人とのパーティーや自分の家族の前で、全然手をつないだりキスをしたりしてくれなかった、と。そしてそのよそよそしい態度が何年か経つうちに完全に彼の気持ちを冷めさせてしまったというのです。パートナーはずっと好きでいる、または好かれる努力とアピールをしなくてはいけないのに、彼女がそれをしなかったためこの結果になったと彼は主張したそうです。

そして、一度冷めてしまった熱をまた燃え上がらせることができず、彼は彼女の元を去って行きました。

 

オーガニック主義に辟易!

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口が合わずに別れてしまったカップルもいました。肉や魚が大好きだった日本人の彼が結婚したのは徹底したビーガン(菜食主義者)のオーストラリア人女性。宗教的なものではありませんでしたが、魚や肉は同じ食卓にのっているだけで具合が悪くなってしまうほどでした。手に取ることもできないので、買い物で買ってきてもらうこともできず、当然料理も出来ず・・・・それでも好きだった彼女と夢の結婚生活、それは耐えようと決心しての結婚でした。

最初のうちは全然大丈夫でした。毎日オーガニックな野菜か豆のみが食卓に出ていましたが、健康のため、ダイエットのため、身体に良いと信じて続けていました。しかし段々菜食では物足りなくなり、反動で外では肉ばかりを食べるようになりました。そしてある日動物の脂が身体から臭うといわれたことが原因で口論になり、奥様が出て行ってしまったということです。

 

 アル中から薬中の果てにDV

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相手のことをよく知る前に結婚してしまった女の子もいました。ワーキングホリデーで渡豪し、滞在中に友達のシェアメイトであるオーストラリア人男性と知り合い、ビザが切れて日本に帰らなくてはならなくなる前にと交際数カ月で結婚。

日本にいるご両親が許してくれないからと、妊娠してから夫婦で帰省し無理やり両親を説得したまでは良かったのですが、妊娠後期から旦那さんのドメスティックバイオレンスが始まりました。普段は大人しい人なのに、お酒を飲むとお腹の子に向けて暴言を吐き、そのうち手が出るようになり・・・・仕方ないので一人で日本へ帰って出産をしようと日本へ帰省している間に今度はドラッグに溺れ、最終的には彼女が外出から帰ると、不倫相手の女性とベッドにいたという始末。

結局離婚はしましたが、この国はどんなことがあっても共同親権、旦那さまが許可を出さなければ子供を国外へ出せないのです。彼女の元旦那さまも子供の日本への帰国を一時的にでも許可してくれず、結局4年近く経った今でも日本に帰れずにいます。しかも元旦那さま、仕事を辞めてしまったようで収入がなく養育費も全然払ってもらえないそうです。

こんなケースは稀だろう・・・と思ったら、結構似たような境遇の方が何人もいるのです。特に外国人はビザの期限がありますので、ビザが切れる前にと相手を知る前にフライングで結婚してしまったりするので余計に多いのかもしれません。

 

 おわりに ~どの結婚にもリスクはありますが~

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日本人同士で結婚しても勿論うまくいくケースもいかないケースもあり、それは人それぞれですが、基本的に言葉から違う国の方と結婚するのはとても大変だと私は思います。言葉の壁、習慣の壁、考え方の相違、お互いに妥協しなくてはいけないことが、やはり同じ日本人同士のカップルよりも多いのは否めないと思います。

しかし、だからこそ最初から相手に無駄に期待することなく、新しい発見も多いのです。今回は離婚してしまった家族のお話をさせていただきましたが、幸せに生活している家族も沢山います。結婚や交際をする前にある程度の認識と覚悟をしておくと、国際結婚に対する向きあい方が変わってくるかもしれません。

どんな家庭を作ったとしてもあなたが幸せになれるよう、きちんと判断できる目を養うことも国際交流の準備の一つかもしれませんね!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/