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英語のVocabulary(語彙)を増やすためのマメ知識

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語彙が豊富なことを、英語では「Wide Vocabulary」と表現します。Wide Vocabularyはリスニング・スピーキング・リーディング・ライティング全てにおいてプラスになります。数多くの語彙を自由に操ることができると、ネイティブにも一目置かれた存在になれるかもしれません。

単語帳を使ってひたすら暗記をすることでテストの点数は上がったけれど、いざ会話をしようとすると言葉に詰まってしまう。なんて経験をしたことはありませんか? 今回は、相手の言っていることは分かるのに、どうして自分が言いたいことはうまく口から出て来ないのか、という理由についてVocabularyの観点から探ってみようと思います。

 

Passive Vocabulary と Active Vocabulary

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単語には「Passive Vocabulary(パッシブ・ボキャブラリー)」と「Active Vocabulary(アクティブ・ボキャブラリー)」の2種類があることをご存知ですか?

 

◎Passive Vocabulary(パッシブ・ボキャブラリー)とは・・・

リーディング・リスニングにおいて単語の意味は理解できるけれど、スピーキング・ライティングで使うことはできない単語。受動語彙とも呼ばれる。

 

◎Active Vocabulary(アクティブ・ボキャブラリー)とは・・・

スピーキング・ライティングにおいて使うことのできる単語。能動語彙とも呼ばれる。

 

日本語でも、読んだり聞いたりした時に意味は分かるけれど、普段の会話ではあまり使わない単語というのがありますよね。例えば「波紋」という言葉。「波紋を広げる」などのように使われますが、皆さん意味は知っていると思います。ですが、会話をする時に使う人は少ないのではないでしょうか。そういった単語はパッシブ・ボキャブラリーに分類される、ということです。

 

スピーキング、ライティングには不可欠なアクティブ・ボキャブラリー

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英語のテストというとリスニングとリーディングが主流な日本では、パッシブ・ボキャブラリーに比べ、アクティブ・ボキャブラリーが少ない人が非常に多いと言われています。

テストの点数を上げるためにはパッシブ・ボキャブラリーだけでも通用しますが、実際に英語を話す・書くためにはアクティブ・ボキャブラリーが欠かせません。会話をしようとした時に言葉が出て来ないのは、このためです。

アクティブ・ボキャブラリーを増やすためには、スピーキングやライティングでなるべく多くの単語を使うことです。英語を話すとき、書くときに、意識して新しい単語を使ってみましょう。一度自分の中でアクティブ・ボキャブラリーとして定着すると、その単語は忘れにくくなります。語彙を豊富にするためには、アクティブ・ボキャブラリーを増やす努力をしましょう。

アクティブ・ボキャブラリーを増やすために重要なことは、必ず文章の中で単語を覚えるということです。一つの単語だけ繰り返しリピートしてみたり、スペルを紙に何度も書いてみたりしても、アクティブ・ボキャブラリーとして定着させることはできません。

頭の中で実際の状況をシミュレーションして、新しい単語を入れた文章を声に出して何度も言ってみましょう。書く場合には、その単語を使った例文を何度も書いてみましょう。

色々なシチュエーションで同じ単語を繰り返し使っていると、自然とその単語がアクティブ・ボキャブラリーへ定着し、語彙が増えていきます。

 

Reading will increase your vocabulary

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ここでは、私が行っているリーディングをしながら語彙を増やす方法をご紹介します。

 

1. 英文を選ぶ

1ページ程度で、分からない単語が5〜10個くらい入っている英文が理想的です。5分以内で読み終えることができるものが良いでしょう。英文のジャンルは何でも構いません。

 

2. 文章に一通り目を通す

文章に一通り目を通し、分からない単語に印を付けます。違う紙に分からなかった単語の意味を調べて書いておきます。全ての単語の意味が分かり、文章の内容がきちんと理解できたらその日はそこで終了です。

 

3. 同じ文章を繰り返し読んでみる

次の日、また最初から文章を読んでみて、分からなかった単語の意味を覚えているか試します。忘れてしまっていたら、紙を見て確認します。単語そのものの意味を忘れてしまっていても文章全体の意味を掴んでいるので、文脈から思い出すことも可能だと思います。

 

4.単語を見ただけで意味が分かるかチェックする

単語の意味を確認せずに文章全体をきちんと理解できるようになるまで何日か繰り返し読み、それができるようになったら最後は単語のみを見て意味が分かるかどうかをチェックします。

 

この方法の良いところは、単語を単語のみで覚えるのではなく文章中で覚えることで使い方が分かり、アクティブ・ボキャブラリーとして定着しやすいというところです。単語の意味を暗記するだけではパッシブ・ボキャブラリーとして記憶され、それで終わってしまいます。

 

英単語は英語のまま映像と行動で覚える

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今度は、単語を覚える方法についてです。単語を覚えるときに、あなたはどうやって覚えていますか?

 

「pomegranate」という単語があったとします。

辞書で調べてみると「ザクロ」と出てきました。なるほど、ザクロのことか。

 

  pomegranate=ザクロ

 

これで終わってしまっては、すぐに忘れてしまう可能性が高いです。

ザクロを頭に思い浮かべてみたり、写真を見たりしながら、実物をイメージして「pomegranate」と口に出して言ってみましょう。名詞の場合、目の前に本物があるときはそれを持ちながら言うのもいいでしょう。鉛筆を持ち「pencil」と言ってみましょう。

動詞の場合には、その動作を実際に行いながら覚えてみましょう。

手を上に挙げながら「I raise a hand.」という感じです。

形容詞や副詞の場合は少し難しいかもしれませんが、その単語に結びつくものを頭に思い浮かべましょう。

「kind」という形容詞は「優しい」という意味ですから、優しい人を思い浮かべてみるということです。お友達の太郎君が優しい人ならば、太郎君を思い浮かべながら「He is so kind.」とつぶやいてみましょう。

日本語が母国語の人でも、外国で初めて目にする物は現地の言葉で覚えます。そのような感覚で、いちいち日本語に訳すのではなくそのまま英語で覚えるようにするのです。そうすることで英語脳が育ちます。

英語を英語のまま理解できるようになると、TOEICテストの長文問題などでいちいち頭の中で日本語に訳す必要がなくなるので、時間短縮が可能になります。TOEICで時間が足りなくなってしまうという人は、是非この方法を試してみてください。

 

まとめ

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今回はボキャブラリーを増やすためのマメ知識をいくつかご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

なかなか語彙が増えないと悩んでいる人は、普段目にするのとは違った分野の英語に目を向けてみるというのも一つの方法だと思います。洋画や海外ドラマばかりを見ている人はドキュメンタリーやノンフィクションを、ニュースや新聞ばかりという人は恋愛小説やSF小説などはいかがでしょうか。媒体により頻出単語は変わってきますから、いつもとは違った種類の英語に目を向けてみることが新しい単語に触れる機会となり、Wide Vocabularyにつながるかもしれません。