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日本の中学生って幼いの?? こんなに違う、15歳への認識の違い

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国によって年齢に対する考え方というのはだいぶ違ってきます。

例えばオーストラリアの場合、早い州では16歳のうちに運転免許の仮免許が取得できます。喫煙や飲酒、選挙権、結婚等は18歳以上となり、基本的には18歳で成人となりますので日本よりも2年早いです。

しかし、逆に12歳に達しない年齢の子供だけで外出したり、家で留守番させることは法律で禁じられています。従って、学校の送り迎え等はスクールバスか親が自ら送り迎えすることになり、子供同士外で遊ぶことも保護者がいない限りは基本的に許されません。

安全の基準や年齢に対する考えというのは個人差があり、ひとくくりにできないものだと思いますが、それでも一般的な認識が各国あります。

先日、語学学校に勤める私の友人が、生徒の一人である日本人の少女について興味深い話をしました。今回はその友人が語った、15歳の女の子についての話をさせていただきます。

 

オーストラリア人である友人に対しての日本人少女の答え

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私の友人は語学学校の講師をしています。比較的レベルの低いクラスを担当していて、生徒はもっぱら日本人を含むアジア人がほとんどだそうです。

ある日、彼はその中の日本人の少女に何かの質問をしたそうです。そして彼女はその質問に答えることが出来なかった。どこがわからないの?と質問したところ彼女は「だって私はまだ15歳の女の子(kid)だから。」と答えたそうです。

そこで彼がビックリして「15歳は女の子(kid)ではないよ、ティーンエイジャー(teenager)でしょ?ティーンエイジャーは青年(young lady)だよ。」と話したそうです。しかし彼女には自分がyoung ladyという感覚がないようで、私はまだ子供だとしきりに主張したそうです。

 

オーストラリア人の主張

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その話をした後で彼は、15歳が少女という感覚はとても危険な思想だと私に言いました。自分が心身ともに成長したという意識がないのは自身の成長を止めること、親への依存心が高く自立しないのは日本人がそのようにティーンエイジャーに対して接するからだ、とのことでした。

確かにオーストラリアの15歳は心身ともに成長を遂げ、自分の意見もはっきり発言できるし自立心もあるように思います。きちんと一人の女性として振る舞い、大人になるためのプロセスを踏んでいるということが伺えます。

それに対して、日本の15歳はまだ幼さが残り、背伸びこそするけれどまだまだ親の保護下でないと何もできないような雰囲気があることは確かです。

 

日本人の考察

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15歳の少女を独立した青年とし、意見を尊重したり発言権を与えたりすることは確かに必要かもしれません。しかし若干高校生の年齢にも満たない少女が、ピアスをしてお化粧をして、若い女性が着るような肌を露出した洋服を着て・・・・それが本当に自立とアイデンティティーを尊重することの正しい形なのでしょうか?

オーストラリアの性犯罪は日本に比べてとても多いです。人口に対する発生件数が恐ろしいほど多いという事実は、そのまま性犯罪を受ける側に自分をプロテクトする術を教えていない結果にもなるのではないかと私は感じます。

15歳は、日本でいうと確かに少年、少女です。色々なことに対しての判断能力がまだ不確かという意味では、まだ少女でもいいのではないかと感じます。少なくとも親のもとで暮らして親の収入で養ってもらっているうちは、親の監視下である程度のコントロールをされて生きていくことも大切だと日本人である私達は感じるでしょう。

そもそも15歳が自立することに意味が見いだせないのです。

 

日本の学生とオーストラリアの学生

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それでは実際に学生はどうなのでしょうか?

15歳を少年とするか青年とするかによって事実が違うのかはわかりませんが、確かにオーストラリアの学生は責任を持って自発的に学習をしているように感じます。日本の受動的な授業風景と打って変わって、オーストラリアの中学校、高校はもっと授業に活気があり、生徒一人一人が興味と自身の意見を持って授業中にディベートしています。

以前に夫が、日本人の親が子供の大学進学の費用を工面することが信じられない、と話していました。オーストラリアは基本的に大学に通う頃には自分で稼ぐことができる年齢になっているため大学の費用は自己負担となる、もし親が出したとしても後に子供が親へ返金することが多いと話していました。それに比べ大して勉強する意思もないのに大学の費用を溝に捨てるように両親に払わせている子供の神経がわからないと首をかしげていました。

確かに明確な目的もなく、とりあえず入れる大学に入るという風潮がある日本では、特に目的も定まっていない大学へ進学するために親に費用を負担してもらうことが当たり前になっている場合も多く、他の国の方が首をかしげるのもわからないでもありません。

しかし反面、その歳での入学を逃したらその後の就職に響くことも確か。経歴を重んじる国では大学を早く卒業し、若いうちから色々と経験を積ませたいという理由があるのもわかります。

 

それぞれの国に合った成長の仕方を

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オーストラリア人である彼が日本人少女の発言にビックリしたのは、彼女が自分で自分を子供だと表現したことでしたが、実際総合的に見てどちらの国の15歳が成熟しているかというと、それは人それぞれですがそれほど変わらないのかなとも思います。どちらかというとやはり彼女たちがどう自覚するかというより、世間が彼女らをどう認識しているかの問題ではないかとも考えます。

日本のティーンエイジャーをホームステイさせたことが何度かありますが、やはり他の国の同年齢の若者に比べ著しく自分の身の回りの世話が自分で出来ない若者が多いです。これは日本人だけが圧倒的だと表現してもいいほどです。

それに比べ性交渉の低年齢化や性犯罪の多さが取り立たされるオーストラリアですが、そういった問題がある反面、自立心や責任感の部分は日本の若者よりも成長しているのかもしれないとも感じます。

ホームステイ等で日本のお子さんを預かると確かに戸惑うこともありますが、それぞれの国に合ったスタイルで、子供の成長を見守っていけるといいですね。

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/