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環境問題?それとも文化の違い!?ペットボトル論争

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自ら国際結婚することを決めて、言葉や習慣が違うことに対して周りに普段以上の気を使わせ苦労をさせているのをある程度は自覚しているので、大きい声で文句は言えませんが・・・・

時に、そんな自分の立場を棚に上げて、面倒くさいなぁ~と感じることが正直あります。特にやはり言葉が通じないことによる両親と夫の食い違いをそのままぶつけられ、中継をしなくてはならないときなどに、こういったコンフリクトを起こしている責任と原因は私にあると理解しながらも、中継している私がイライラすることもしばしばあります。

それは、中継地点の私がお互いの都合のいいように言葉を換えて、丸く収められればそれに越したことはないのですが、時には私の意見までもが入ってしまい混乱してしまうこともあります。

今回は、そんなことが起きる一つの原因になった事柄についてお話しさせていただきます。国際結婚を目指している皆さん、国際結婚ってこーんなに面倒くさいのです!

 

人に意見されるのを白人は嫌うというステレオタイプを持つ父

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ある日、日本で父と夫が2人でウォーキングに行った際に、微妙な空気で帰ってきました。何となく雰囲気で何かあったのかなぁ~と感じつつ、知らないふりをしていたのですが・・・・

夫がお風呂に入った際に、父親が私に「彼は人にものを言われるのが嫌なのか?」と聞いてきました。いつもは完全に私の尻に敷かれている夫、そんなことはないと言う私にじゃーどういうことなのだ?と父がこんな話をしました。

二人でウォーキング中に夫が手に持っていた飲み終わったペットボトルを、そこで見つけた集合住宅の共同のごみ箱に捨てたそうです。これはマンションの住人用だからと思い、慌てて父は「ここに捨ててはいけない。」と注意したそうです。

すると夫が「何故いけないのだ?」と聞いてきたとのこと。いくら説明してもワカラナイを繰り返すばかりで納得できない様子、しまいに父は注意されたのが気に入らなくてムキになっていると解釈し、もういい!となったそうです。

「お前から彼にきちんと説明しておけ!通報されることだってあるんだからな。」と言われてしまいました。

 

日本人は融通が効かないという考察の夫

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夫がお風呂から上がったので、「ペットボトルについてお父さんが話したこと、理解できていたの?」と聞くと、「公共のゴミ箱にペットボトルを捨てただけで15分近く説教されて、何がなんだかわからないよ。」とのこと。

あれは集合住宅の住人用で公共のゴミ箱ではないのよ、と説明すると、「あー、そういうことか!公園のごみ箱かと思って、どうしてそんなに注意されるのか全然理解できなかったよ。どうしてだって聞いてもダメだの一点張りでわけわからないし・・・・」とのことでした。

要は言葉が通じていなく、公共のゴミ箱ではないという説明と理解が十分に出来ていなかっただけなのです。

 

日本を理解することの難しさが理解できない父

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今度は父がお風呂からあがってきたので、説明しておいたよと話しました。「公園のごみ箱だと思っていたみたいよ」と話すと、「10回も日本に来ていて、そんなこともわからなかったのか。これだけ家庭のゴミの分別だって大変なのをわかっているはずなのに。」と言われてしまいました。

それでは10回オーストラリアに行ったら、そういったことが理解できるのか?と言い返しそうになりましたがグッとこらえました。

私は10年オーストラリアにいますが、いまだに新しい発見が沢山あります。普段興味のないことや気にも留めなかったことって結構あるのです。そこを年に一度、旅行で日本に来るだけで特に誰からも説明を受けないのに自ら気がついて理解しろというのは酷な話です。

 

年上を敬う気持ちが薄い夫

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そんな夫に自動販売機だって、基本は買った販売機の隣にあるごみ箱に飲み終わったものを捨てるのがルールなのだと説明する父に「じゃーせっかく蓋が付いているペットボトルを買ったのにその場で飲み干さなくてはいけないのか?」と茶化して笑いながら問う夫、それに対して「だから家に持って帰って分別して捨てるんだよ。」とあくまでも正論をぶつける父・・・・段々面倒くさいことになってきました。

 

歳を取ってきて融通が効かないのだから譲歩しろと言う私

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しかし父も初老といわれる歳、昔は歩き煙草も違法駐車もしていましたが、段々そういうことが出来なくなり、許せなくなる歳になっているのも理解できます。また人生の先輩の言うことは多少頑なであっても重んじなくてはならない文化の日本、夫のように笑いで一蹴してしまっては気分がいいわけがありません。

お世話になっているのは私達家族、郷に入れば郷に従えということで日本語を使って理解をする努力をし納得しなくてはならないのは夫のほうなのです。

 

言葉の壁を感じた時に歩み寄るのはどっち?

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こういった認識の不一致がある際に、私は夫に父の話す日本語や意図することを理解するべく努力するようお願いします。噛み砕いて易しい英語や日本語にして話せる母に対して、なかなか簡単な言葉に変換できない父の言葉が難しいのはわかっています。ただここは日本、その国の言葉で理解するよう頑張ろうよ、と夫に話します。

かといって、私達の家に両親が遊びに来る際に英語を使うわけではないのでフェアではないと夫は意見するのですが、それは両親の歳と自分達が決めた国際結婚ということを考慮して、やはり歩み寄らなくてはならないのは私達だろうという結論に持っていきます。

 

そんな時、どんな表現が出来たのか?

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私の父が表現できなかったのは仕方ありませんが、しかしこんな場面に遭遇した時、例えばどんな表現で伝えればよかったのでしょうか?

 

・集合住宅のゴミ箱だから捨てられないよ → This is not for the public. It’s only for the people living in this complex.

このpublicという単語を用いて公共のと表現、complexという単語を用いて集合住宅(マンション等)と表現できます。

 

・日本はゴミの分別に非常に厳しいのです → In Japan, it’s very strict about throwing garbage away.

また、Strict on~で「~について厳しい」と表現できます。「She is very strict on me.」(彼女は僕にとても厳しいんだよ)なんて表現としても使えます。

 

・あなたは理解に苦しむかもしれないけど・・・・→ It might be difficult for you to understand.

例えばオーストラリアでは、ゴミはリサイクルか否かとしか分別されません。そんな国の方に日本のごみの分別を理解するのは難しく・・・・そんな場合はこんな一言を添えるといいかもしれません。

 

・郷に入れば郷に従え → When in Rome, Do as the Romans do.

同じ意味ですが、英語ではこんな表現をします。なんとなくお洒落ですね!

 

さいごに

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二人で出掛けることも多々あり、普段は仲のとても良い父と夫。それゆえに理解できない部分がもどかしくもあり不安でもあるのでしょう。本来であればここの溝を埋めるのは私の役割なのですが、そんなことお構いなしに娘を母に預け、夫を父に預け、ショッピングにお友達との食事に飛び歩いているので、どうしても手薄になってしまっているのは私がおおいに反省すべき点です。

しかし毎回帰るたびにこんな行き違いがいくつもあるのです。移住した当時は両親との別れが辛く、帰国するたびに空港で両親と別れた後、荷物に隠れてチェックインカウンターでオイオイ泣いていた私でしたが、最近では任務完了とばかりに帰りの空港でホッと胸をなでおろすことが多くなりました。

しかし、こんな面倒くさい事柄からも見いだせる国際交流へのヒントがあります。一つ大きな勉強をしたと思って毎回このような機会に感謝しています・・・・というか、そうでも思わないとやってられませんよね?!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/