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あなたは人前でパートナーを褒めますか?身内をこんな風に表現しよう

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日本には謙遜の文化があり、他人と話をする際に自身や身内をけなしたりすることが多くあります。でもそれって日本ならではの文化だということをご存知ですか?

「子供は褒めて育てる」という習慣がありますが、多くの国では自分のパートナーや子供を人前で手放しに褒めます。聞いているとこれは自慢話大会ではないか?と聞いているほうが恥ずかしくなるほどです。

またそれは物に対しても同じで、人にプレゼントをする際やお土産を渡す際に「つまらないものですが・・・・」などと言おうものなら、ビックリして「つまらないものを私に買ってきたの?」と問い返されることもあります。

今回は、そんな謙遜の文化についてお話しします。

 

日本人の謙遜を目の当たりにして

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以前日本に一時帰国した際に、こんなことがありました。

母と夫が同じ部屋にいる際に、母の友達から電話がありました。そこで友達に「可愛いお孫ちゃんがきているんだってね?」と問われ、「もう来る前からバタバタで、一家に予定を狂わされて大変よ。」と言ったそうです。

そのお友達には、40代の息子さんと、30代後半の娘さんがいるのですが、息子さんは独身、娘さんは不妊治療中でなかなか子供が出来ない方だそうで、常日頃から「おばあちゃんになる準備はできているんだけどね、なかなか生まれて来てくれないのよ。」と嘆いているそうです。

普段でも謙遜するシーンですが、ましてやそんな方に「楽しくて仕方ないわよ。」とは言えず、このような言い回しをしたようです。

しかし、それを夫が横で聞いていてビクッとしたそうです。慌てて私の所へ来て近くにホテルを取って、後半2週間はそこで過ごそうと提案してきたのです。どうしたの?と聞く私に、「お母さんが友達に僕たちの文句を言っていて、やっぱり相当大変だって言っていたから、絶対出たほうがいい!」と。

あ、そういうことか。と笑いながら母に聞いたところ、「そうなのよ~電話で話しているうちに、みるみる顔色が変わっていったから、まずいこと言っちゃったって今思っていたところ。外国人にはわからないわよねぇ、この文化。」と話していました。

 

外国でそんなことしたら・・・・・

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そして、そういえば以前、オーストラリアの自宅で日本人の友達を呼んでパーティを開いたときに、そんな話したね、と夫と話しました。

その時は、友達と一緒になって「うちの夫なんかこれもできないし、あれもできないし・・・・」と言い合っていたら夫が途中でふてくされてしまって、皆が帰った後に「どういうことだ!?」と怒られたのです。その時も日本人同士の謙遜という文化だと言ってなだめました。

またクリスマスパーティに夫の姉に買ったキッチン用品を、あんまり機能しないかもしれないけど・・・・と言いながら渡したら、後日姉から夫に電話があって「あなたたちは使えるか自信を持てないようなものを大切な私へのクリスマスのプレゼントに買ったということ?」と問われてしまいました。

 

基本的には誰でも褒める。でも・・・どのように褒めるの?

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それでは自身のことはというと、外国でも自分のことは謙遜するのです。やはり自分のことを褒めている方には「自意識過剰」や「過大評価」というレッテルがはられるのです。

従って考え方としては、自分以外のすべての人や物は褒める、という認識でいたほうがいいかもしれません。

それでは皆さん、どんな風に身内を褒めたらいいのでしょうか?私達は日本人、基本的にあまり派手に身内を褒め称えるのは恥ずかしいものです。そんなあなたもこの程度だったら褒められるのでは?というフレーズをご紹介します。

 

・She is a good cook.  彼女は料理が上手なんだ。

・He is flexible about that kind of thing. そういったことに関して、彼はとっても汎用性があってね。

・She is easy to get along with.  彼女は付き合いやすいよ。

・He has got a lot of knowledge about it.  そのことに対して彼はすごく知識が広いよ。

・She is very positive. / She is a very happy person. 彼女はポジティブだよ/彼女はとても明るいよ。

・He is easy to talk to.  彼は話しやすいよ。

 

いかがですか?これくらいなら顔を赤らめずに褒められるのではないでしょうか。

 

間違えて謙遜してしまったら?こんな風に言い訳しよう

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それでも消極的な文化背景に育った日本人、そう簡単に意識改革はできないでしょう。そんな時のために、もし謙遜して相手に嫌な思いを与えてしまったら・・・・こんな風に日本の文化を説明してみましょう。

 

「In our culture, we don’t usually praise our own family in front of others.」

(私達の文化では、身内を褒める習慣がないのです。)

と言った上で、

「Because we don’t want them to be jealous of us.」(相手の嫉妬心を掻き立てないためだよ。)

や、

「It’s too embarrassing for us to tell such a thing.」(私達は恥ずかしすぎてそんなこと言えないんだよ。)

などと表現すると伝わるのではないでしょうか。

 

おわりに ~理解してもらいつつ理解してあげて~

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異国の文化に溶け込むということは、どの文化を持つ国の方にとっても大変なことです。郷に入れば郷に従えという言葉がありますが、郷に入ったほうだけがその文化に従うだけでなく、その国の関わった人々が少しずつ理解をしようと努めることで、お互いに良い関係が生まれるのではないでしょうか。

飛び込んだほうも迎えるほうも、前向きに相手を理解することで、素敵な関係が築けるようになるといいですね!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/

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