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英語圏はプリーズとサンキューの嵐!?日本人が無礼になる理由とは

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私の家には先月、中国人の女の子二人組がホームステイしていました。とても静かで真面目な印象が漂う良い子達でしたが、英語のレベルは低く会話も殆ど成り立ちませんでした。

相手は10歳と11歳、どうせ10日間程度だし初の海外だろうから、あまり英語を強要せずに家の中で中国語を使用することも特に禁じずに、ホームシックにならない程度に受け入れていました。

しかし日数が経つにつれて、オーストラリア人である夫が見逃せないと言ってきたことがありました。それはPlease(礼儀)とThank you(感謝)の気持ちが足りなさすぎるとのことでした。

確かに彼女らは何をしてあげても無反応、聞くことに対してYes/Noのどちらかを発するだけで、特にそれ以外の感情は全く見えません。嬉しそうでもなければ悲しそうでもない、そんな態度が奇妙だと言えばそうかもしれないと言うと、夫は、それは我が家にステイしていた日本人の学生さんにも、もれなく言えることだと言いました。

以前から夫は同じことを言っておりましたが、今まで滞在していたのは日本人の生徒だけでしたので、私はさして気にしていませんでした。なぜなら彼らは日本語で私にきちんとお願いもお礼もしていたからです。しかし、今回言葉の通じない中国の学生さんを受け入れて、夫の話していたことがこのことだったのかと初めて納得しました。

今回は、そのPleaseとThank youがどの程度私達日本人に足りないのかを考えてみます。

 

Pleaseとthank youが言えないのはお国柄!?

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英語圏では、例えばジュース飲む?の問いにPleaseで答え、入れてもらったらThank you、飲み終わってまたThank you、そしてカップを下げる際にまたThank youと、何度もお願いとお礼を言わなくてはなりません。

そしてそれを一つでもミスすると、無礼者のレッテルを貼られることになるのです。

そのことで、つい先日に韓国人、中国人の友人と話が盛り上がりました。日本もそうですが、韓国でも中国でも、こんなにお礼を言わなくてはならないシーンはなかなかありません。このしつこいほどの言い回しの丁寧さに、移住を始めた当初違和感を持ったと三人で話しました。

しかしここは英語圏、そうも言ってはいられません。しっかりとお礼をしないと怒られてしまいます。

それでは、こういった会話はどのように運ばれるのでしょうか?

 

A「Would you like something to drink?」 →何か飲む?

B「Yes, please.」 →はい、お願いします。

A「What would you like?」 →何がいいかしら?

B「Orange juice, please.」 →オレンジジュースをお願いします。

A「OK, Here you go.」 →はい、どうぞ。

B「Thank you.」 →ありがとう。

A「Are you finished?」 →飲み終わった?(コップを下げようとして)

B「Yes, thank you.」 →はい、ありがとう。

B「Thank you, that was nice.」 →ありがとう、おいしかったです。(自分でコップを下げた場合は)

 

冗談でなく、このくらいPleaseとThank youを使うのです。そうでないと相手にマナーが良いと思われません。

 

ファーストフードのオーダーでも丁寧に

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この丁寧な言い回しは、外へ出ても同じです。よくファーストフードなどで横柄な態度だと思われる日本人が多いようですが、ファーストフードでも同じようにPleaseとThank youを使わなくてはいけません。

 

A「Hi, What would you like?」 →ご注文は?

B「Can I have a cheese burger meal, please?」 →チーズバーガーのセットをください。

A「What size would you like?」 →サイズはどうなさいますか?

B「Regular, please.」 →Mサイズをお願いします。

A「What drink would you like?」 →飲み物は何になさいますか?

B「Coke, please.」 →コーラをお願いします。

A「Have here? Or to go (take away)?」 →こちらでお召し上がりですか?テイクアウトですか?

B「I’ll have it here, thanks」 →ここで食べます。

A「Here you go.」 →はい、どうぞ。

B「Thank you.」 →ありがとうございます。

A「Have a great day.」 →よい一日を。

B「Thanks, you too.」 →ありがとう、あなたもね。

 

と、発言の度にpleaseとThank youがいるのです。

 

おっとその場面・・・・忘れがちなThank youとは?

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そして忘れがちなのが、作ってもらったランチを食べた空のお弁当箱をキッチンに置く際に、一言必要になります。またどこかに連れて行ってもらった際に、帰って来てからの一言も必要になります。

 

・ランチをキッチンに置く際には、

「Thank you, That was a great meal.」

→ありがとう、とってもおいしかったです。

「Thank you, but it was a bit too big for me. Could you please make a smaller one tomorrow?」

→ありがとう。でも少し量が多すぎたので、明日は少し小さ目のものを作ってもらえますか?

「Thanks for the lunch. The chicken was very nice and tender.」

→ランチありがとう。チキンがやわらかくておいしかったです。

「Could you make the same sandwiches tomorrow again, please? I love your sandwiches!」

→明日同じサンドイッチを作ってもらえませんか?あなたの作るサンドイッチ、大好きです!

 

・どこかに連れて行ってもらった際には、

「Thank you for dinner, That was really nice.」

→ディナーに連れて行ってくれてありがとう。とても美味しかったです。

「Thanks for taking me, it was a good experience for me.」

→連れて行ってくれてありがとう。いい経験になりました。

「Thank you for the great opportunity, it was very interesting.」

→素敵な機会をありがとう。とても興味深かったです。

このように表現するといいでしょう。

 

おわりに ~しつこいくらいでも嫌がられません~

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今回ホームステイしていた中国の子達は、決して感謝の気持ちがないわけではありません。見ているとわかりますが、恥ずかしかったりタイミングを逃したりで言えないのです。また年齢的にもそういったことをストレートに言える歳ではないのかもしれません。

同じアジア人として、私にはなんとなくその子の態度で消極的な雰囲気を察することができましたし、また自分の経験も踏まえて察してあげたいと思う気持ちもありました。しかしそこは外国人、夫は汲み取れずにいるようです。また夫だけではなく、多くのホストファミリーがそれを察することなくホームステイに来る日本人をお高くとまっていると思うようです。それもそのはず、オーストラリア人の小学生を見ると、もうその歳できちんとお礼を言うことを教育されているので、皆さんきちんと出来るのです。

郷に入れば郷に従え、なかなかステイする側の国の文化まで考慮して向き合ってくれる方はいません。やはりその国の人々に敬意を払う意味も含め、きちんと正しいPleaseとThank youが出来る訓練をしてから海外に出たいものですね!

 

About white

日本でシステムエンジニアとして8年働いたところで、急に思い立って職業給付金を利用し英語学校へ1年行き、アメリカのアダルトスクールでの3か月短期留学を経験。 その後、ワーキングホリデービザにてオーストラリアへ渡豪し、一度日本に戻るも一年後にIBM Australiaへ再就職し渡豪、オーストラリア人と結婚し現在1児の母として奮闘中。 英会話講師の家へホームステイ、オーストラリアでの各種短期留学受付中です。詳しくは→http://www.ab.auone-net.jp/~aus-life/